「全道統一お笑い試験」参加

胴上げ (2005.03.04)

札幌市民会館

部屋に入るとそこは「試験会場」だった。

すでに到着している人達は「教室」の思い思いの席につき、試験開始の時間を待っていた。

「全道統一お笑い試験」。

その大規模でふざけた企画があるという事を聞きつけ、「断面図」活動休止中の自分はこの企画に一人エントリーした。

「全道統一お笑い試験」とは、全問題記述式の「お笑い試験」。

内容も良く解らず参加したものの、会場が札幌市民会館である事や会場のピンと張りつめた空気から、単なるおふざけ企画なではない事が解った。

会場の適当な席に着く。

「学生証を着席した机の上に試験官に見えるように置いてください」

との事だったので、自分の大学の学生証を置いておく。

次々に教室に入ってくる人達はだいたい自分と同年齢くらいか。

試験説明の放送がかかる。

放送はふざけた内容で、別に聞かなくても良いものだった。

試験中、何か試験官に言いたい事がある場合はモノマネを一つしなければならないらしい。

試験会場(イメージ)

そうこうしている内に試験開始時間。

問題は全て様々な種類に富んだ「大喜利」形式であった。

スタンダードな問題(お題)から、複合選択形式、ご丁寧にツッコミサイドとして答える問題もある。後半には「図で表しなさい」という問題まであった。

試験に取り掛かり始めた時、俺の前で鉛筆を落とした男がいた。

すかさず手を上げる男。

近くにいた試験官「モノマネを」

「『うぉっ!良いあんばいでぃないかい?』」

近くにいた試験官「それは誰のモノマネですか?」

「トニー竹田です!」(確かそんな名前を言ったはず)

近くにいた試験官「それは誰ですか?」

「わかりません!!」

近くにいた試験官はそれを良しとしたのか黙って鉛筆を男に渡してやった。

次の瞬間、さらに前の方の席で筆箱から鉛筆を何十本もジャラジャラと落としたものがいた(30本くらいだったか)。

そんな感じで進められたお笑い試験。自分も鉛筆を落として父の真似をするなどして参加した。

開始から60分。

あくまで緊迫した空気の中進められた試験も終了。

札幌市民会館のロビー

「採点をしますので受験者はホールで待機していてください」との事。

「採点者」は公平を期するため、複数の採点者で行われ、その平均を出すらしい。

笑いを評価する「採点者」が解らなかったのが今回の試験のネックだったな。

とか思っていると、試験官達がやって来てホールの掲示板に大きな紙を張り出した。

試験結果の発表のようだ。

最高得点者から順に名前と得点とが書かれている。

一瞬目を疑った。

一番上、最高得点者の所に自分の名前があった。

試験官は高らかに声を上げた。

「最高得点は・・・285万点、菊池旭さん!!」

「おおおおおおおおぉぉぉぉっっ!!」

歓声が沸きあがる。

賞品

試験官の前に出て、表彰状とトロフィーと記念品のTシャツ(胸に「KING OF OGIRI」と書かれた笑点をデザインしたTシャツ)をいただく。

トロフィーには何故かテニスをする人の像がついていた。

「さぁ!皆で胴上げだ!」と誰かが言った。

「わーっしょい!!わーっしょい!!わーっしょい!!・・・」

他の受験生達の手により俺の身体は空高く舞い上がった。

その拍子に手にしていたトロフィーは手から離れ、

空中に舞い上がり、

天井にぶち当たり、

床に落ち、

大破した。

3月4日

がんばれ受験生!

菊池旭

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