「第12回からくりモンキーライブ」コントプロデュース・出演。
(2010.09.26)
「からくりモンキー」とは札幌で活動するお笑い集団。
今回、そんな「からくりモンキー」が月に一度行っているお笑いライブ、通称「からモンライブ」のコントをプロデュースしてくれとの依頼があった。
やろうじゃないか。
制作
- ライブ会場はいつもの「劇場」などではなく「ライブスタジオ」。その場に合ったものを。
- せっかくのプロデュースの機会なので、からモンメンバー全員(川村・小松・堀内・楽太郎)を出演させたい。
- からモンメンバーの特徴を生かす事。全員に見せ場を作る事。
- なによりライブが盛り上がるようなものを。
以上の条件を満たす事を自分に課して台本を制作した。
内容
アイドルの路上ゲリラライブに居合わせてしまった男(堀内)。
そこでアイドルオタク(楽太郎)に出会い、翻弄されてしまう。
アイドル登場。グループ内の人気投票で第一位に輝いた「たっちゃん(川村)」。
しかし、たっちゃん一人でのソロライブは荷が重すぎた。すぐにピンチに陥ってしまう。
仲間のピンチに駆けつけるメンバー達(小松・菊池・山本)。
果たして、アイドル達のゲリラライブは成功するのか?
といった内容。
集団でしかできない笑い、彼らが普段やらないであろう演劇的要素のある笑い、そしてダンスなど色々と盛り込んでみた。
ピンチに駆けつけるアイドルメンバーは多い方が吉なので我々断面図もチョイ役で出演させてもらう事に。
コントのタイトルは劇中のアイドルグループ名である「AKK48」からとって「AKK」とした。
稽古
書きあげた台本をからモンメンバーに配布。
かくして稽古は始まった。
断面図の稽古の雰囲気とは違い、まったりと稽古。
他の自分達が書いたコントの稽古もあるだろうに、メンバーは断面図とのコラボコントに稽古時間をかけてくれた。
今回のコントは最後にダンスもあるため、なかなか完成形とまではいかず。それぞれ苦労をしていた。
制作
同時に進められたのが「制作」。
「衣装」
「AKK」メンバーの衣装は断面図スタッフの笹木智が方々を周って厳選したものを仕入れてきてくれた。
おまけに、それに合わせた柄の布を巧みに使い、Yシャツを可愛くアレンジしてくれた。
「音楽」
最後に踊るダンスは「AKB48」の「会いたかった」。
今回はこの曲をコントの構成上アレンジする事に。
アレンジ、編集は音楽ユニット「ラバ」に依頼した。
非常に短い納期であったが、素晴らしい編集で仕上げてくれた。
「小道具」
作中で用いられる小道具は俺こと菊池がデザイン&制作。
かくして、かなり金と手間がかけられた豪華なコントが実現する事になった。
果たして、出演メンバーはそれに応える事が出来るのか!?
開始
そして、本番当日。
リハも終えて、いよいよ時間。
「第12回からくりモンキーライブ」スタート。
急遽、断面図も出る事になったオープニングトークや企画を終えて袖で準備。
からモンメンバーそれぞれの個性的なコント群も終了し、いよいよ「トリ」のコント「AKK」。
本番
堀内、楽太郎のやり取りからスタート。そして川村(たっちゃん)の登場。
やはり、台本を書いた身として、こちらの意図通りに笑いが起こると嬉しい。
そして、メンバーそれぞれが持っている力を発揮して、笑いを上乗せしているなという印象を持った。
劇中で倒れるたっちゃん。
いよいよ、我々の出番。
俺、小松、山本で舞台袖で手を重ねて「おー!」ってする。
せーの。
「ちょっと待ったー!!」
メンバーに励まされ、再び立ち上がるたっちゃん。
AKKのダンス。楽太郎のヲタ芸。
最後にからモンメンバー、断面図、全員が一緒になってのダンス!!
お客さんにも十分に笑って頂き、断面図プロデュースのコントを含めた「第12回からくりモンキーライブ」は誰一人死ぬ事なく、無事終了した。
終了
今回は久しぶりに断面図以外の台本を書いたという事が新鮮だった。
山本輔はもちろん、見知ったメンバーであるので当て書き(先に役者を決めてから、その役者をイメージしながら台本を書くこと)も容易であり、それ以上にメンバーが動いてくれたのが吉だった。
反省点は色々あるものの、次の活動へ生かしたい。
とか思いました。
9月26日
AKKメンバー 菊池旭