生存
コント内容
生存
その場所へ行けば人間になれる。人間になることを夢見るたっちゃん(山本)と気弱(菊池)は、そこへ向かった。しかしその場所に辿り着き、人間になることが出来るのは一匹だけ。そして人間になれなかったものは死ぬ。それを知るたっちゃんと知らない気弱。そんな二匹の精子の話。
「人間が生まれる前の話をつくりたい」という漠然とした考えから生まれた作品。
話の後半でたっちゃんが語った「生殖過程のメカニズム」を調べるために、図書館に赴いたことを今でも忘れない。
また、性に関する話のため、観客を引かせないようにオチを「卵子が二つあった」と云う受け入れやすいであろうものにした。このオチとは別にとんでもないオチがあったのだが、それは秘密。だって怒られたくないから。怒られたくないから。
脚本 山本輔